試打レポート

PROTO 460 LIMITED EDTION (高反発)

塩田正が MYSTERY PROTO460 リミテッドエディションを徹底検証!その評価は?

和宏エンタープライズの『ザ・ミステリー』シリーズは、細かなディテールまでしっかりとした、完成度の高いモノづくりで全国の工房・ショップから信頼を寄せられているコンポーネントブランド。

この度『MYSTERY HS820 series』から2タイプのアイアン『HS820(ルール適合)』、『HS820HC(高反発)』が新たに投入されたが、その実力は? ギアに精通し、試打経験が豊富なソクラテス永井延宏プロがトラックマンを用いて
検証する。

<プロフィール>
昭和7年、千葉県生まれ。昭和31年東京教育大学(現筑波大学)体育学部卒業。体育心理学専攻。同年(株)ベースボールマガジン社入社。ゴルフマガジン誌編集長を経て独立。会社役員、短大講師を兼ねながらゴルフライターとして活躍。最高のハンディは5。現在は14。ベストスコア69。
アルバトロス1回。ホールインワン4回。エージシュート21回(平成29年1月5日現在)。

Check Point!

  • 適合モデルより確実に10~30y伸ばせる
  • 球のつかまりが良い
  • 高反発だけど吸い付く打感

高弾道&ドローが容易に打てる夢のある高反発モデル

最近、また飛ばなくなってねぇ~。今回の高反発試打を楽しみにしてたんだよ。

まず、『ミステリー プロト460 リミテッドエディション』の構えた印象は、非常にアドレスがしやすいという点。
形状は洋梨型。70歳超のゴルファーは、この形でゴルフを始めた人が多いから、違和感なくスッとアドレスに
入れるんじゃないかな。

つまり、テイクバック時にストレスを感じることなく上げられるということ。
安心感があって良いよね。ヘッド体積は460㎤近くあるけど、見た目よりも大きさを感じさせません。

試打クラブの装着シャフトはFSP社製「MX-V」(硬度F1)で、クラブ振動数は188rpm。
非常に柔らかい設定だけど、実際に振るとヘッドがしっかりついてくるから不思議。
頼りない印象は全くなく、しなり戻りが俊敏、かつ、ミート率の高いシャフトといえます。

ホームランバッターになった気分だね

実際に打ってみると、スイートエリアでボールをとらえた時の感触が非常に印象的。
野球のバッターがホームランを打った時によく「感触がなかった」と言いますが、まさに『ミステリー プロト460 リミテッドエディション』はそのような感覚。スイートエリアが広い証しで、反発力が全てボールの飛ぶ方向へ加わっているんだな。

高弾道でボールも良く飛んでるね。
我々の年代になると中弾道のドローボールでランを稼ごうとする人が多いけど、このドライバーに持ち変えるだけで、高弾道のドローボールが容易に打てちゃう。高反発モデルだけど、吸い付くような感触があるから、球もしっかりつかまって、安定したドローボールが打てますよ。

私のドライバーの飛距離は普段175y前後。今回の計測結果(ベスト)はHS37m/s、キャリー182.1y、トータル204.5yで、200y超えを連発。夢のような体験をさせてもらったよ。フィッティング次第では20~30yは軽く伸ばすことが出来るんじゃないか?

年齢を重ねるにつれ、ドライバーの飛距離は落ちる一方だけど、このクラブでもう一回ベストスコアに挑戦してみたいね。球が飛ぶとゴルフが楽しくなるからラウンド回数も増えそう。

「夢のような体験をさせてもらった」とご満悦の塩ジィ

商品詳細

和宏エンタープライズの『ザ・ミステリーシリーズ』は、細かなディテールまで、しっかりした、完成度の高いモノづくりで全国の工房・ショップから信頼を寄せられているコンポーネントブランドだ。ロフトはすべてリアルで管理され、1個1個実測の上、出荷されている。

その同社が放つ2017高反発ドライバーヘッドが『ミステリー プロト460 リミテッドエディション』。

基本形状とボディ素材はルール適合の『ミステリー プロト460 ツアーリミテッド』に準じるが、高反発素材DAT55Gの極薄フェースにレーザーミーリング加工を施すことで、よりソフトな打感を可能にしている。COP0.85超の高反発性能を備えた明らかに飛びに特化したモデル。

  • ロフト角:9.5°、10°、10.5°、11°、11.5°、12°、12.5°(リアル実測)
  • 体積:458㎤
  • ボディー素材:6-4チタン
  • フェース素材:DAT55G
  • ライ角:59°
  • 重量:192g±